森の中に潜む恐怖を描いた王道のホラー【クライモリ】懐かしのホラー映画レビュー(ネタバレあり)

懐かしのホラー(~2010年頃)

森に潜む異形人との闘いを描いたシリーズ一作目。
今回は2004年公開の【クライモリ】を振り返ります。

驚きの展開はないけれど、安心して楽しめる王道ホラー。

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出典: https://eiga.com/movie/52297/gallery/

【ストーリー】

ウエストバージニア州の未開発地が舞台。
国道へ続く道で渋滞にイライラしている主人公のクリス。
電波も悪く、渋滞を避けるためベアマウンテンという別の道へ進むことに。
途中、鹿の死体に気を取られパンクした車にぶつかり、そこでジェシー達5人の若者たちと出会う。
一緒に給油所で救助の電話をしにいくことになったのだが‥

【登場人物】

・クリス
イケメン。街へ行く途中で渋滞に巻き込まれ、渋滞を回避するためにベアマウンテンに入ることに。冷静で行動力がある。

・ジェシー
恋人にフラれ傷心キャンプのために友人たちとベアマウンテンに来ることになった。
この映画でのヒロイン的存在。

・スコット
モジャモジャのパーマ頭の陽気な男性。
ジェシーたちグループのリーダー的存在。恋人であるカーリーをとても大事に思っている。

・カーリー
スコットの恋人で前髪まで結んだポニーテールの女性。可愛らしい。

・フラニー
ジェシー達グループのお色気担当。
赤毛ミディアムヘアが可愛い。

・エバン
ジェシー達グループのピアスちゃらちゃらのチャラ男担当。

・マウンテンマン
ベアマウンテンに住んでいて、近くを通った車に罠をしかけ捕食する異形の人達。

【罠と最初の犠牲者】

ジェシー達グループの車は道に仕掛けられた有刺鉄線を踏んでパンクします。

獲物を狙うマウンテンマンの罠に早々と引っかかっています。

そこから助けを呼びにいくため、事故で出会ったクリス、ジェシー、スコットとカーリーの4人は移動します。

フラニーとエバンはマリファナを吸うために車に残ることに。

その2人を森側から映すショットに切り替わります。

もう、おわかりでしょう。

最初の標的にされるのは、フラニーとエバンです。

こんな状況の中でマリファナを吸って楽しんじゃうっていう危機管理のない人達から殺されるというホラー映画のセオリーを見せてくれてます。

エバンは耳を切り取られ、フラニーは有刺鉄線で後ろから口を引っ張られて連れ去られます。
襲われるのが分かっていてもドキドキしました。

【森の中の家】

一方、クリス達は森を歩きながら一軒の小屋の様な家を見つけます。

そこの住人に助けを求めるため、ドアを叩きますが留守。

電話を借りるためだとか、カーリーがおトイレに行きたいと言い出し無断で家に入ることに。

ここで何か危険を察知したスコットが

「サランドラって映画を観たか?」

と、警告を促します。

家の中でもスコットは、雰囲気ですぐさま危険を察知してカルト教団の家かもとかいろいろ言って家から出ようとしますが、カーリーに知識過剰さんと言われせっかくの助かるチャンスを逃してしまいます。

サランドラって映画を観たかのセリフで、ホラー好きならニヤリとしてしまいますよね!

ホラー映画の登場人物が、他のホラー映画の題名を出して怖がる様子が面白い。

家の中の様子は明らかにおかしい。
数え切れないほどのサングラス。
飾られてるかのように置かれている瓶に入った脳みそらしきものとか。

マウンテンマンは、食事のためだけじゃなく被害者の持ち物や身体の一部を収集していて戦利品のように扱っているのだろうか。

この家がおかしいことに気付き、逃げようとするが住人達が帰ってきてしまい部屋に隠れる4人。

死んだフラニーがノコギリで足をゴリゴリ切られている現場を目撃。

カーリーの大きな瞳に、その様子が映し出されます。

その後、命からがら逃げ出すことに成功します。

【マウンテンマンの姿】

家から逃げ出すことに成功するが、そのままマウンテンマン達から追われることになる4人。

スコットが割と早い段階で弓に打たれて死んじゃうんだけど、それが本当に悲しかった。

ひどすぎると号泣しているカーリーを見ているのが辛い。

開始30分で登場人物が3人に。

ここまで、いいスピード感で物語は進んでいくので飽きずに見れる。

マウンテンマン達は3人。
弓を武器にするリーダーらしき男。
銃や有刺鉄線で襲ってくる男。
不気味な笑い声を発しながら、ちょっと陽気風な男。

全員、髪の毛が病気の様に所々抜け落ちていて唇が鼻まで切れていたり、顔がジャガイモの様にボコボコしてたりと異形の姿をしています。

遺伝子の変異という設定で強靭な肉体を持っているのでガタイだけは良いです。

【ラスト】

森の中に6mの高さの監視塔を見つけ無線機を探すために登ることにしたクリス達。

さらに無線機を見つけて、救助を要請。

その音でマウンテンマン達に見つかってしまい、監視塔に火をつけられ、窓から木の枝に飛び移る3人。

地面から弓を放って下から追い込んでくるマウンテンマン達。

ここでカーリーが忍び寄るマウンテンマンに気付けず、斧で鼻から下全身を真っ二つに切られます。

この時、カーリーの目だけがアップで映し出され後ろに引いていくというカメラワークが印象的。
カメラを後ろに引きながらカーリーの鼻から下の部分が地面にドサっと落ちていきます。

なかなか見ない演出で、木の上だから出来たのでしょうね。

やっとのことで街道を見つけますが、今度は背後から襲われジェシーが攫われてしまいます。

助けに行くクリスがマウンテンマン達を相手に頑張って闘います。

倒したと思っても、死んだと見せかけて足を引っ張ったりして驚かせてきます。笑

しかし、意外とあっさり倒されちゃうので決死の決闘という感じはなく

助ける→襲われる→反撃→勝利と分かりやすかったです。

すったもんだの末、無事に生き残ることが出来たクリスとジェシーの顔は疲弊と安堵感が混じった様子でした。

【感想とまとめ】

以前、レビューしたヒルズ・ハブ・アイズと少し似ている内容ですが、異形の理由が違います。

ヒルズ・ハブ・アイズ(サランドラのリメイク映画)は原子爆弾の影響ですが、クライモリは近親婚による遺伝子の変異という事なので、家族ぐるみでよりおぞましい設定となっています。

フリークライミング中の男女が襲われる所から始まり、

マウンテンマンの伝説
近親婚の弊害
遺伝子の変異
変異による筋力の異常発達
被害者たちのMISSINGのポスター
行方不明者続出の森

最初に上記のプロローグが流れるので、冒頭からこの映画がどんなストーリーでどんな背景にマウンテンマン達がいるのかという大まかなあらすじが分かるのも良かったです。

冷静な頼れるイケメンのクリスと、絶対に死なないヒロイン的な強いオーラを放つジェシーの2人がいるので、なんでしょうか。
あっと驚く展開はないけれど、安心して見ていられるホラー映画って感じです。

絶対的な男女の主役2人が、襲ってくる化け物と戦って勝つという実は王道ストーリーなのかもしれません。

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